【ミリオンライブ × 虹ヶ咲学園】ツナガラナイディスコネクト
どうもです。こじつけMADerラブライブ支店ニコマス出張所たけつきです。
制作手記みたいなものです。よろしければお付き合いください。
いやぁ、こんな機会を頂けるとはね。
「双星演舞」ということで、大きな大きなニコマスのイベントです。
ラブライブの動画作成者としてお声がけ頂きまして、ミリオンライブ×虹ヶ咲学園コラボの隅っこで参加させていただきました。
お誘いいただけるというのは単純にうれしいもので、
てつ(XIAO)https://twitter.com/tt_xiaopさんには感謝です。
ハバネロPさん https://twitter.com/habaneroP
ヘテロさん https://twitter.com/heterochromia
合作お疲れさまでした。
参加者のみなさま、運営の方々、お疲れ様でした。ありがとうございました。
さて、ここ何回かは動画作ったら雑記を書いてるんですけど、貴重な機会を頂いたので、お気持ちでも書いておこうと思います。
( ニコニコのブロマガは閉鎖ということなので、こちらに移行しました。)
◆ 初恋でバタフライするということ
初恋バタフライ、いい曲ですよね。
コラボ合作に当たってどういう曲を誰がやりますかって話したときに、初めて聞いたんですよね。単純に好きです。
この曲にしようって決めたのはいいけど、たぶんコラボ向きじゃないですよねコレw
普通に初恋の曲ですからね。なんで選んだんだろうね。
作り始めたときは、ミリシタに実装されてなくて、ほかのダンス繋いで作ってたら、途中でゲームに実装されて、ダンスとエピソードなんかが出てきちゃって、「なんで今!実装するんだばーか!」って思いながら、ダンス差し替えました。本家にw
ゲームのエピソードも、これ読まないほうがいいだろうなぁと思いながら薄目で読んだら、50%解釈一致みたいなエピソード来て、「よし!当たらずも遠くない!」っていう自信に満ち溢れて動画を構成しました。
私にとっての初恋って?
さぁ、この曲にこじつけてコラボさせるぞ!
いつものラブライブMADとはきっかけも過程も作り方も全く違ったので、
少し書いて残しておこうと思います。
(コラボ動画のNEO SKY NEO MAPパートも担当してます。今回は初恋バタフライについて。)
◆ コラボというのは百合と同義なのか否か
まず、ミリシタは少々かじってまして、好きな曲もいくつかあります。
いちオタクとして、アイマスキャラでどれがミリオンと言われればたぶん間違えない程度の知識はあります。ただ、宮尾美也さん、すいません、プロフィール程度の知識しかありませんでした。この曲も初めて聞きました。 さぁ作るぞ! ????
いつもなら、キャラクターが、曲が、エピソードがこうだからこうしたい。という部分から入るのだけど、今回はそれがない。
どう終わらせるか、どうやって始めるかを決めるのに、キャラクター性も曲も使えないと思いました。だってねぇ、普通に曲きいて僕が作ったら、初恋のシチュエーション動画で終わるよこれw どうやってコラボすんのよw
……なんで選んだんだろうね。
ならどこに制作のきっかけを見出すのかというと、コラボなんですよね。コラボだからね、当たり前ですけどね。ミリオンライブと虹ヶ咲学園のキャラクターがこの曲でどうやってコラボするのか。
1 宮尾美也×虹ヶ咲キャラ (百合)
僕の妄想力では荷が重かった。早々にあきらめました。
2 宮尾美也が歌う初恋バタフライの劇中として虹ヶ咲(百合)
できなくはなさそう。どの百合にするか。コラボとは? 保留
3 宮尾美也×虹ヶ咲 二人でこの曲を歌う(百合)
交互にダンス流せばそれっぽいか? まぁ、コラボかな? 保留
interlude …… 百合しか言ってない
4 宮尾美也のパフォーマンスをみて影響される虹ヶ咲キャラ
コラボかどうかは置いといて、そういうこともあるかもしれない。 保留
5 作品のロケーションが近隣なので出会うのはありか。
曲との関連はないけど、ロケーションが生かせるのはありがたい。 保留
さてどうしようか。
◆ 弱い相互作用っていうのは世界に必要なんだよ
僕の中で、なんとなくですけど、ガッツリコラボというよりは、お互い関わってるのかどうかわからないくらいの薄いつながりなんだろうな、というイメージがありました。
ガッツリコラボは他の御三方がやってくれるだろうし、僕のとこだけ曲が落ち着てるしね。彼女たちが同じアイドルとして、ご近所さんとして、少しばかり影響し合ってるんじゃないかなと考えたんですね。
ここで終わり方を決めました。
ロケーションを生かすという部分で
・2人が路上ですれ違って終わる。
アイドルとしての影響力という部分で
・宮尾美也の初恋バタフライの動画を見てる。
虹ヶ咲にも踊ってもらいたいという部分で
・宮尾さんも虹ヶ咲の動画を見ている。お互いに影響し合ってる?
この3つで、コラボとして成立(こじつけ)させようと思いました。
概要:「お互いスマホで動画を見ていたら、実はすれ違ってた」 完成!
コラボの筋書きは完成です。
◆ ちょうちょ、ちょうちょ、そのゆりとまれ ♪
さて、大体考えた順番で書いてきましたが、この時点で虹ヶ咲のキャラが誰か決まっていません。そう! 誰でもいいんです! そんな作り方したことないw
翌々考えれば当たり前のことで、コラボをすることが最終目的なんで、キャラクター性の優先度が下がっただけなんですよね。
最初期は、宮尾美也×近江彼方でアンニュイコラボかな?なんて言ってたんですよ。キャラクター性を取るならまぁそうですよね。ただ僕が初恋バタフライでそれを作れなかっただけなんです。
ではここで出番です。「初恋バタフライ」さんです。
初恋バタフライをこじつける手段として、百合に登場してもらいます。
前述の百合要素の中から、初恋でバタフライ出来そうなキャラをチョイスします。
悩む必要ないですね、そういうの大好きだからね。
かな×しず です。(近衛彼方×桜坂しずく)
このあたりは完全に僕のイメージと趣味です。
桜坂しずくを主軸としたのは、初恋してるのはどっちなのか? という部分ですね。
後は、ダンス動画と初恋シチュをねじ込んで、スマホを見ていて、すれ違ているというコラボの部分をどうつなげるか。
◆ 60秒でまとめる 百合と蝶々とおじさんと
今回は、1分程度の時間を頂いてますが、そのすべてをとりあえずダンスだけで埋めました。そこからダンスを削ってシチュエーション部分をねじ込んでいきましたね。
この作り方も初めてでしたが、作ることを目的にするなら、これはこれで作りやすかった。
1コーラスくらいの時間があればAメロで初恋の関係性を作りたいけど、さすがにそこまでは盛り込めないので、出だしに2人の写真を置いて「仲がいいんだよ」と無理やり言ってます。(てつさんにアウトロ5秒くれって言いましたw)
写真捏造大好きです。(…n回目)
結構な強引さでこじつけてるので、シチュエーションとかシーンの整合性を取るのを放棄してます。
初恋バタフライの部分として、
・手を伸ばしたけれど届かない
・蝶になって飛んで行ったので捕まえたい
・私も蝶になって飛べばいいんじゃない?
ダンスの部分としては
・私、蝶になったので踊ります!(?)
そして、最後にすれ違う。
ただすれ違って振り向く程度で終わる予定だったんですけど、どうにかできないかなと思ってちょっと考えました。
◆ 表現モチーフ最強オブジェクト その名はバタフライ
この流れの中で、お互いに影響している部分、小さな影響力、繋がる部分はどこなのか。それは、お互いがお互いのパフォーマンスを見ている部分。
それぞれ初恋バタフライを表現して、それを見たなら何かを受け取るんじゃないかな という部分から蝶に2人の間を飛んでもらいました。
宮尾さんの表現をみて、自分の気持ちを投影する桜坂さん。
捕まえたい蝶、自分も蝶になって飛んでいきたい気持ち。
その表現として桜坂しずくのパフォーマンス。
気持ちとしての涙、象徴としての蝶。
それを受け取って、また自分の表現とする宮尾さん。
おしまい。
という台本なのかもしれない……
なんとまぁ、屁理屈のようなこじつけ満載ですね。
これの何がこじつけかっていうと、曲やキャラクター性から構成したものじゃなくて、
接点のない2人に関りを持たせてコラボとして成立させようというこじつけですよね。
ここが今回のターニングポイントでした。どうやってコラボするのよという問題です。
端から意味づける必要なんてなくて、キャラクターが楽しく舞踊ってればそれでいいとも思うんです。でも、結局こじつけでもなんでも理由がないと全然頭が回らなくて全く作れないのが僕の性分なのでしょうがないのです。
動画を作るためにネタを用意するという苦行を乗り越えて何とか形にできたのは良い成果でした。動画を編集するために動画を編集できた僕は、動画を編集する人になれたのかもしれない。僕のなかでコラボ動画というツナガラナイディスコネクトを繋ぐことができたのかもしれない。
◆ あとがき
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。双星演舞、とても楽しかったです。大きなイベント、しかもアウェーなとこに出すなんてっていう気負いもあって、結構苦戦したんですよね。少しでも賑やかし出来ていれば嬉しいです。
重ねてですが、お誘いいただきありがとうございました。お声がけいただいて嬉しい反面、どう考えてもアウェーすぎじゃないかって言って、てつさんをちょっと困らせたのは内緒だよ?
ではまた、なんか作った時にでもお会いしましょう。
おや?美也ちゃん、暇なのかい? そしたら、おじさんとお茶飲んでバタフライしようか(´・ω・)